【パレット】弥生会計の導入時に使えるかも

弥生会計の「パレット」について記事にしたいと思います。

会計の知識に自信がなく、初めて弥生会計を導入する方には、初期設定してあげるとソフトへの抵抗感が少なくなると思います。

仕訳入力に慣れている税理士事務所の職員が入力する際は使うことがない機能かもしれません。

目次

弥生会計のパレットとは

パレットについて

弥生会計のパレットとは、これのことです。

F2」を押すと画面に出てきます。

「仕訳辞書」「伝票辞書」「勘定科目」「摘要」などを登録することができます。

パレットに登録したものは、仕訳日記帳・伝票の画面でドラッグ&ドロップで利用することができます

実際には、「仕訳辞書」「伝票辞書」の登録が多いかと。



具体的には、次のようにフォルダーを作って活用します。この記事用にテキトーに作ったものです。

例)飲食店のクライアントが利用している場合に、

・軽減8%と10%が混在しているレシートの場合は「振替伝票」辞書を。
・軽減8%のみのレシートの場合は「仕訳辞書」を選択してもらいます。

適格・区分記載といった消費税の設定も辞書上で設定しているため、間違いを防ぎ安くなります。

フォルダー」のタイトルを見て、クライアントが直感的に選べるのがポイントです。

間違いやすいものをパレットへ

たとえば、個人事業主の住民税の納付 と 従業員の住民税の納付(特別徴収分)は、

「事業主貸」「預り金」の勘定科目を選ぶと思いますが、(事業主分はそもそも入力しない派もいると思いますが)

会計に詳しくない方からすると、ピンとこないと思います。

よく分からずに「租税公課」として登録する方もいますが、「住民税」という文字を見た感じだと租税公課を選んでもおかしくないです。

むしろ、ググるまではしないにしても、考えて処理されているんだなーと私は思ってしまいます…!

給与の計上→支払の流れ や 社会保険料の支払、経費の未払計上なども最初のうちはよくわからない取引登録だと思うで、設定しておいて損はないかと。

パレットからドラッグアンドドロップ

弥生会計に慣れている方は、パレットを使わずに仕訳辞書・伝票辞書を直接使った方が早いです。

あくまで「操作に慣れていない方」などに向いているかと。

パレットから仕訳日記帳へ

パレットから仕訳日記帳へドラッグ&ドロップするとこのようになります。

勘定科目、摘要(支払先・支払内容)、消費税率、請求書区分 をあらかじめ仕訳辞書に登録しています。

金額は0円で登録しています。

あとは「日付」「金額」を入力すると仕訳の完成です。

パレットから振替伝票へ

パレットから振替伝票へドラッグ&ドロップするとこのようになります。

勘定科目、摘要(支払先・支払内容)、消費税率、請求書区分 をあらかじめ伝票辞書に登録しています。

金額は0円で登録しています。

あとは「日付」「金額」を入力すると仕訳の完成です。

インボイスでよく使うもの

インボイス制度がはじまり、適格請求書等か 区分記載請求書等か これら以外か の判断が求められるようになりました。

「※3万円未満の公共交通機関」といった摘要への入力もパレットで選択すると処理が早くなります。

「仕訳辞書」「振替伝票」のパレットへの登録以外にも、「勘定科目/補助科目」もパレットへ登録できます

「科目補助」を設けて整理した方が後からチェックしやすいと思うので、私はそうする予定ですが。

やり方・方針は事務所ごとに色々あると思います。


以上、【パレット】弥生会計の導入時に使えるかも についてでした。

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