【弥生会計】内訳書のe-Tax(CSV)書き出しを一旦やめた

freeeやマネーフォワードで処理しているクライアントであっても、決算時には会計データを弥生会計にインポートします。

理由として、後から会計データを見直したいときにサクサク動いてくれる弥生会計に慣れているのに加え、
勘定科目内訳明細書や法人事業概況説明書の作成が楽だったためです。

また、勘定科目内訳明細書はCSV変換した後、e-Taxソフトでの「追加送信」もできるのもありがたかったです。

令和6年3月決算より、勘定科目内訳明細書の様式が一部改正されたため、勘定科目内訳明細書と法人事業概況説明書については、税務ソフトで作成することにしました。

目次

弥生会計の勘定科目内訳明細書の変化

「Alt K U」で作成する勘定科目内訳明細書を選択できます。

インボイス番号または法人番号の入力

令和6年3月決算より、「インボイス番号または法人番号」を入力する項目が増えました。

検証」をクリックすると、相手先の「名称(氏名)」「所在地(住所)」も自動入力されます。

参考となる画像は「売掛金(未収入金)の内訳書」なので、仕入税額控除に使うわけではありません。

なので、この内訳書に「T+13桁」を入力しても意味はないです。(意味ないことはないか。。)

一方で、「インボイス番号または法人番号」を入力するのであれば、相手先の「名称(氏名)」「所在地(住所)」の入力は省略ができます。

しかし、「インボイス番号または法人番号」のみで勘定科目内訳明細書を作成したとしても、
経営者側はどの取引先に対する取引額なのかパッと見て分からないので、結局は「名称(氏名)」「所在地(住所)」を入力することになります。

CSVへの書き出し

郵送・紙での提出をしている方には関係ない内容となります。

勘定科目内訳明細書の作成が完了すると、e-Taxソフトで送信可能な「電子申告データの書き出し」という機能があります。

こちらの機能のうち「内訳書e-Tax(CSV)書き出し」が、現時点では(2024-05中旬)では実質使えません。

次のようなメッセージが表示されます。

いずれはアップデートされると思いますが、現時点では、「インボイス番号または法人番号」が出力されないようです。
「インボイス番号または法人番号」が関係のない内訳書については、以前のようにe-Taxソフトでも作成できます。(反映されます。)

とりあえずはJDLで作成

e-Taxでも勘定科目内訳明細書のCSVがダウンロードできますが、コストも格安なのでJDLに追加課金しました。

年額で13,200円(税込)は安いです。(法人事業概況説明書もセットです。)

UIはこんな感じです。

会計データをJDLに移行していない顧問先の場合は、使いやすいとは言えませんが、確定値を転記するだけなのでこれでいいかなと。

法人事業概況説明書については、e-Taxソフトでの作成は非常に操作しにくかったため、作成が楽になりました。


以上、【弥生会計】内訳書のe-Tax(CSV)書き出しを一旦やめた についてでした。

目次