振替納税やダイレクト納付の手続きをe-Taxで申請する方法

振替納税などの手続きをe-Tax(イータックス)で申請する方法

以前も記事にしたのですが、令和3年1月1日以後、ダイレクト納付及び振替納税の利用届出(個人のみ)がe-Taxで申請可能になりました。

所得税や消費税の納付はぜひ振替納税で簡潔に済ませましょう。(ダイレクト納付での納付も全然ありです。)

実際にe-Taxで申請してみると簡単な作業だったので、作業手順の画像を載せてみます。

電子証明書やマイナンバーカードも不要となっております。

目次

1.申請に必要なもの

①利用者識別番号

②暗証番号

③通帳

①と②は、「電子申告の開始届出書」を提出した際に決めたものです。(①の利用者識別番号は自動で割り振られるものです。②は自分で決めます。)

電子申告の開始届出を税理士事務所等に依頼した方は、事務所に聞いてみるとすぐ分かるかと思います。

③は「支店名」と「口座番号」の確認に使うだけです。

たったこれだけでOKです。

2.実際の申請画面へ

まずは、e-Taxのサイトを開きます。

右上の赤枠の「ログイン」へ

右下の「e-Taxソフト(WEB版)」へ

左側のオレンジ色の「ログイン」へ

※電子申告の開始届出を出したことがない方は右側の「開始届出書の作成・提出」から初期登録をします。

左側のログインへ

ここで「利用者識別番号」と「暗証番号」を入力します。

真ん中の「申告・申請・納税」へ

※真ん中を選べない方は左側の「利用者情報の登録・確認・変更」で初期登録をしてください。簡単です。

「新規作成」→「操作に進む」

この画面になるので、下へスクロールしてください。

一番下に「口座振替依頼書を提出する」とあるので、とりあえず「申告所得税及び復興特別所得税」の方を選びます。

(一つ上の項目で「ダイレクト納付」を申請することができます。)

この画面なるので、赤枠をクリックします。

開いた画面を下にスクロールします。

最後まで読んだら、「閉じる」をクリックします。

緑の枠のとこにチェックをいれ、下にスクロールします。

すべての項目の入力・確認ができたら「次へ」をクリックします。

ここからは口座振替を希望する金融機関の口座情報を選択・入力するだけとなります。

口座振替に指定する銀行を選びます。

金融機関のサイトへ移ります。

「利用規定」をクリックします。

一読後、「閉じる」をクリックします。

「同意する」をクリックします。

支店を選ぶか支店番号を入力します。

口座番号を入力します。

生年月日を入力し、セキュリティ用の数字も入力したら、「進む」をクリックします。

内容が正しければ「進む」をクリックします。

下の方にスクロールし「キャッシュカードの暗証番号」を入力します。

暗証番号を入力し、セキュリティ用の数字も入力したら、「進む」をクリックします。

「口座振替申込」をクリックしたら完結です。

消費税も合わせて振替納税する場合は右下の「追加申請(消費税)」をクリックします。

所得税だけの方は「閉じる」をクリックします。

「ダイレクト納付」も同様の手順で手続きができます。

3.申請後の確認方法

左側のメニューバーの一番下に「送信結果・お知らせ」があるので、クリックします。

2つある「操作に進む」のうちの下の方をクリック後、先ほどの申請内容が送信されていることを確認できます。


当初は税理士事務所側でクライアントの手続きが完結できるのかと期待をしていました。

しかし、「キャッシュカードの暗証番号」を入力する必要があるので、そこは難しいのかなと思います。。。セキュリティ上もしょうがないです。。

【書面にて作成(PDF編集) → 押印 → 銀行の窓口で待たされる】は手間だったので、全然良くなったと思います。

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